川崎フロンターレ23~24オフシーズン強化のまとめ
23シーズン終了時点30人 23年12月29日
GK
ソンリョン ソンリョン
上福元 上福元
安藤 安藤
早坂 早坂
CB
ジェジエウ ジェジエウ
車屋 車屋
大南 大南
高井 高井
山村 山村
右SB
山根 (山根)
松長根→(レンタル) 田邊
田邊
左SB
登里 登里
佐々木 佐々木
三浦←New
CH
シミッチ→(満了) 橘田
橘田 大島
大島 瀬古
瀬古 脇坂
大関→(レンタル) 山内←New
脇坂 山本←New
由井←New
FW
ダミアン→(満了) 小林
小林 ゴミス
ゴミス 家長
家長 マルシーニョ
マルシーニョ 宮代
宮代 山田新
山田新 遠野
遠野 瀬川
瀬川 宮城天←復帰
名願→(レンタル) 神田←New
IN:宮城(治療のため?)、三浦、山本、由井、山内、神田
OUT:レンタル:大関、松長根、名願、永長、五十嵐
満了 :ダミアン、シミッチ、原田、神谷
未発表:松井蓮之
編成を眺める際に考慮すべき点として、
・現時点のチーム内では宮城は半年ほどリハビリをすると見られていること。
・神田と由井が高卒1年目からバリバリ試合に絡んでくることは近年のフロンターレの傾向からは考えにくいこと。
・即戦力ではあるものの、三浦と山本(もちろん山内も)がチームにフィットしてくるまでに相応の時間がかかること。
この3点が考慮されたうえでチーム編成されていることは間違いない。
来年も4-3-3で戦うとする。
CBは枚数は足りているので、ケガ人だけは心配だがよっぽどスーパーな選手を獲得できない限りこのスカッドならJリーグ屈指。山村を放出する可能性もあると考えていたが、シーズン終盤の活躍を見るともう1年はいてほしいところ。
右SBは山根の移籍ORケガの有無によって状況がかなり変わるだろう。山根の離脱がなければ田邊のレンタルでの放出の可能性も低くないはず。大南と佐々木も起用が可能。
左SBは三浦颯太の獲得でJリーグ屈指のスカッド。登里、佐々木とケガが心配な選手たちも多いが。
アンカーは現スカッドでは橘田と大島だけ。由井もできるが高卒1年目から期待するのはかわいそう。大島もシーズンフル稼働は現実的ではないのでアンカーポジションは要補強(シミッチクラスの選手を探してくるのは難しいが。)。松井蓮之の復帰でお茶を濁すか。。
インサイドハーフは脇坂、瀬古、山本、山内、大島、橘田と層も質もリーグ屈指ではあるが、最も負担のかかるポジションでもあり、過密日程を乗り切れるかは山内の台頭如何によるところも小さくない。
WGは右家長と左マルシーニョが軸なのは変わらず。瀬川、遠野、宮代、小林と前線ならばどこでもできる選手たちが控えてはいるが、それぞれタイプが異なるため、23シーズンは家長とマルシーニョ以外が出場した時には攻撃の意思疎通に1年間苦労した印象。宮代や遠野はサイドで起用されても気を使いすぎずに2ndストライカー的にふるまうことができれば、能力は確かなだけに期待できるが。遠野と宮代にはオファーが届いているはずで、残留するかどうかも気になるところ。右サイドの本職プレイヤーを補強したいところ。
CFはゴミスと小林と宮代と山田新が横一線でポジション争いになるだろうか。傍目から見たらかなりレベルの高いポジション争いではあるが、ストライカーの固定&その選手が15得点以上、という2つがなければチームとしての安定感が出ないことはわかりきっている。そのため補強もあり得る
近年はU-18の強化がうまくいっており、コンスタントに年代別代表やトップチームに選手を送り込める育成組織になっている。また、練習場の近所の桐蔭横浜大ともコネクションができつつあり、これらの組織との2種登録等を駆使しようとする強化部の姿勢(ピッチ内には全く影響がないように見えるが)も感じられる(三浦の加入、青山海の存在もあるため近隣の日体大サッカー部との連携にも期待が高まるところ)。
フロンターレは伝統的に少数精鋭的スカッドを組んできたチームであり、ピンポイントのブラジル人補強も得意としてきたチーム。予算面の問題を考慮から外したとしても、練習の効率や質の高いポジション争いを担保するためにも選手が多すぎることは問題になるため、GK4人を含めて30~32人ほどがちょうどいいだろうか(ACLがなければ27~30人ほど)。試合になかなか絡めない選手たちが紅白戦にすら参加できないのは率直に言ってダメ。練習の人数が足りないときのためにも、大学生やU-18の選手を呼べるよう連携しておくことが大事だし、そこは近年のフロンターレではとてもうまくいっているように見える。
外国籍選手の起用枠はJリーグが5枠、ACLが5+1枠(24-25以降は撤廃か)である。フロンターレにはソンリョン、ジェジエウ、マルシーニョ、ゴミスの4人がいる。上記補強の必要を示唆したポジション(アンカー、右WG、CF)にはフロンターレでスタメンが張れそうな日本人選手はJリーグ内にはみあたらないため、補強するとしたら外国籍選手の可能性が高い。
ケガ人の発生を我々サポーターが想定するのはあまりに悲しいことだが、今シーズンのフロンターレはさらなるタイトな日程になることが見込まれており、ケガ人がコンスタントに発生することは。。。。
以上。
来シーズンも優勝を目標とするしかない戦力ではある。しかしタイトな日程もあるため、コンペティションごとに優先順位をつけることが重要になるかもしれない。CWCの賞金を勝ち取るためにもぜひともACLだけは全力で勝ち抜いてほしいところ。